【はじめてのアート絵本シリーズ】絵本「ぱったんして」で子どもとアートの世界を楽しもう!?

絵本

こんにちは、かこママです。

突然ですが、お子さんと一緒にアートと触れ合う時間を取り入れていますか?

最近、STEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語)やアート思考(アーティストがアートを生み出す過程で用いる思考法のこと)なんていう言葉を聞く機会が増えました。

そのため、子どもにアートと触れさせたいと思っているお母さんも多いのではないでしょうか。ただ、アートとは無縁の生活をしているお母さんの場合、子育てにアートを取り入れよう!と意気込んでも何からスタートしたら良いか悩んでしまうと思います。

かこママ
かこママ

かこママもアートとは無縁の生活を送ってきたので、その気持ちよ~くわかります!?


そんなアートに詳しくないお母さんでも大丈夫!
おうちで簡単にアートの世界を楽しむことができる方法を見つけたので紹介させて頂きます。

松田奈那子さん作 「ぱったんして」という絵本をご存じですか?

こちらの絵本は、「はじめてのアート絵本シリーズ」の第2弾として出版されました。この絵本を読み、絵本に紹介されているお絵描き遊びをマネするだけで、おうちで簡単にアート作品を作成することができます。しかも、紙を「ぱったん(紙を半分に折り、二つの面を合わせる)するだけで作品を完成させることができるので、絵が苦手な方でも楽しむことができます。

この記事では、絵本「ぱったんして」を通して子どもと一緒におうちで簡単にアートの世界を楽しむ方法を紹介したいと思います。

STEAM教育 とは

STEAM教育 は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語です。

STEAM教育 とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念のことです。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。体験の中でさまざまな課題を見つけ、クリエイティブな発想で問題解決を創造、実現していくための手段を身につけます。

出典:STEAM JAPAN ホームページよ(https://steam-japan.com/about/)

STEAM教育は、米国をはじめとする海外では、さまざまな取り組みが本格化しています。日本でも2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化になったりと少しずつ注目されている教育です。

絵本「ぱったんして」とは

「ぱったんして」は、松田奈那子さん作の「はじめてのアート絵本シリーズ」第2弾の絵本です。
ちなみに、前作は「ふーってして」という作品です。

作者の松田奈那子さんは、大学・大学院で美術を専攻しているので、アートに関連する絵本を多く出版しています。子どもとアートの世界を楽しみたいというお母さんにはおすすめの絵本作家さんです。

松田奈那子
1985年、北海道生まれ。画家。絵本作家。
2009年に札幌大谷大学短期大学部専攻科美術専攻を卒業。同年第73回新制作展にて新作家賞を受賞。
2011年、多摩美術大学大学院美術研究科 修士課程 絵画専攻 修了。2012年の第1回白泉社MOE絵本グランプリ受賞をきっかけに『ちょうちょ』(文・江國香織/白泉社 2013年刊)で絵本デビュー。

出典:https://www.nanaco-mazda.net/profile-1/より

「ぱったんして」 では、
あかいてんとあかいまるが出てきて、これをぱったんしたらなにができる(どんな形ができる)?
ページをめくるとりんごになった!
というように、絵本をぱったんしたら、次のページで違う形の絵がでてきます。

絵本をぱったんとしたらどんな形になるんだろうと想像力を働かせるながら読みすすめることができます。また、絵の具の色が混ざり合った感じも楽しむことができます。

絵本を読んでいると、絶対に「ぱったん」やってみたくなると思います。我が子は、読んでいる途中から「ぱったん」やりたいと言っていました。子どもと初めてアートの世界を楽しむというお母さんにはぴったりの絵本です。

かこママ
かこママ

「ぱったんして」 を読むときは、子どもに「ぱったん」やりたいということを言われる覚悟で読んで下さい(笑)。

絵本を読む前に、絵の具と画用紙の準備をしておくことをおすすめします!

実際に、どんな絵本なのかを知りたいかたは「ぱったんして」の紹介動画をご覧ください。

ちなみに、「ぱったんして」にでてきる絵はデカルコマニーという技法で作成されています。

デカルコマニー技法とは

デカルコマニーについてWikipediaで調べてみると、

デカルコマニー(仏: Décalcomanie)は、紙と紙の間などに絵具を挟み、再び開いて偶発的な模様を得る技法で、「仏: décalquer」(転写する)に由来する。

元は陶器やガラスの絵付け技法であったが、オスカー・ドミンゲスが絵画に導入した。シュルレアリスムの画家たちの間では、フロッタージュなどとともにオートマティスムの一つの手法として広まり、特にマックス・エルンストによる作品が著名である。

出典:Wikipediaより

簡単に言うと、紙に絵の具を塗った後に紙を半分に折り、転写させてできた模様を楽しむという技法です。

デカルコマニーは美術の時間に習うみたいなのですが・・・。

かこママ
かこママ

正直、アートとは無縁の生活をしているかこママは知りませんでした。

また、絵本で紹介されていたデカルコマニーで作品を作成する方法を紹介したいと思います。

  1. 紙を折ろう
    紙をまんなかで半分におる。
    ※はしとはしを、ぴったりあわせてね!
  2. 色をのせよう
    折った紙をひらいて、絵の具で色をのせよう。チューブからそのままのせて、筆を用いて少し水でうすめよう。
    ※まる●、せん/、てん∴など、好きな色を好きなように、たっぷりのせてね!
  3. ぱったんしよう 
    色をのせた紙を、半分におる。ぎゅっとおさえて、やさしくなでなで。かみをひらいたら、完成。

という3ステップでアート作品を完成させることができます。

難しい工程は一切ありません。そのため、幼児さんでも簡単にアート作品を作成することができます。

また、ぱったんして偶然できた形を楽しむことができるので、絵が苦手というお子さんでもアートの世界を楽しむことができます。

実際、「ぱったん」してみました

実際に、絵本「ぱったんして」をみながらお家でぱったんしてみました。

準備したものは下記のとおりです。全てダイソーなどで購入することができます。

  • 画用紙
  • 絵の具
  • 水(水を入れるバケツなど)

画用紙を半分に折り、このようなに色をぬって、ぱったんすると。

こちらのような作品が完成!(一応、うさぎです)

画用紙を半分に折り、 このようなに色をぬって、ぱったんすると。

こちらのような作品が完成! (一応、ライオンです)

実際やってみると、とっても簡単ですし、できる形も自分の想像とは違っていたらりして楽しいです。

今回は、絵本を見ながら絵の具をのせたのですが絵本に出てくる絵とは異なる形ができました!?絵の具の量や水の量(薄め具合)などで完成する形が変わってとっても面白いです。

上手にぱったんするポイントは、
絵の具をたっぷり使う
水で薄める加減により絵の具の伸び具合が変わるので、何度か試してコツをつかむ

ただ、どんな模様ができるのかは運しだいという感じで楽しむことができるので、幼児さんでも楽しくアート作品を作成することができると思います。

また、ぱったんしてみようワークシートというものが無料ダウンロードできます。
こちらのワークシートを使えばさらに簡単にアート作品を作成することができるので利用してみて下さい。

おうち時間に楽しい! 『ぱったんして』オリジナル<ぱったんしてみようワークシート>無料ダウンロード | ヨメルバ | KADOKAWA児童書ポータルサイト
シートは全部で4種類。紙をおって、色をのせて、ぱったんしてみてみましょう。どんなかたちができるかな?

まとめ

絵本「ぱったんして」を参考にして、 デカルコマニー技法を使って子どもとアート作品を作成してみました。普段、アートとは無縁の生活をしているかこママですが、子どもと一緒に楽しむことができました。

また、絵本に「読んだらきっと絵をかきたくなる」と書いているのですが、その言葉通り、絵本を読んだらぱったんしたくなります(笑)

デカルコマニー の面白いところは、やはりぱったんしてみるまでどのような形になっているかわからないところです。自分で想像していなかった形ができたりして、「こんなのできたよ!」と言いながら子どもと一緒に楽しむことができます。また、準備も手軽ですぐに始められるのも忙しいお母さんにはうれしいポイントだと思います。

ぜひ、お子さんと一緒に絵本「ぱったんして」を読んで、お子さんとアートの世界を楽しんでみて下さい。

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