【お金の勉強】初心者でもお金に困らない方法を学べるおすすめのマンガ本

お金の教育

こんにちは、かこママです。

「お金の勉強」をはじめたいけど、お金に関する本って難しいというイメージがありませんか。本を購入したけど、読まずに本棚の中という方も多いのではないでしょうか。

そんな方は、マンガで「お金の勉強」ができる「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」という本がおすすめです。

税理士として日本最大のYouTubeチャンネルを運営する大河内薫先生、お金についてやさしくかんたんに教えてくれるマンガです。マンガなので「お金の勉強」初心者の大人だけでなく、子どもでもサクッと読むことができます。

身近なお金の話からつみたてNISAiDeCoを利用した資産運用まで、この先お金で困らないために知っておくべきことがわかる1冊です。お金について漠然とした不安がある方は、ぜひとも読んでいただきたい本です。

この記事では、「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」という本を紹介したいと思います。

「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」とは

「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」の著者は、YouTube「大河内薫のマネリテ学園」などでも活躍している税理士の大河内薫さんです。

YouTubeなどでは日本人全員のマネーリテラシーを高めるために、誰にでもわかるようにお金の本質的な話やお金のニュースについてわかりやすく解説しています。

本書では、手取りが増やせる節税対策から投資に関することまでやさしくかんたんにマンガで解説してくれています。

お金に対する漠然とした不安がある。この先、貯金だけではダメな気がするけど、どうすればいいのかわからない。そんな方がこの1冊を読むだけで具体的にどう行動すればよいか理解できると思います。

特に、つみたてNISAiDeCoって最近よく聞くから気になっているけど、活字の本を読んでも理解できないという方にはおすすめです。読み終わったら、投資の基本について理解し、投資をスタートできるようになっています。

誰も教えてくれないけど、この先お金で困らないために知っておくべきことがわかる1冊です。

「貯金」だけじゃお金を守れない?

金融庁の金融審査会がまとめた報告書で年金とは別に2000万円の老後資金が必要という、「老後2000年問題」が話題になったのを覚えていらっしゃいますか。

「老後2000万円問題」が話題になってから、老後資金について危機感を持った方はいらっしゃるのではないでしょうか。老後資金を「貯金」しないといけないなぁ~と考えた方も多いと思います。

ただ、本書を読むと衝撃的な事実を突きつけられます。

「貯金するとお金が減る。」

これはどういう意味でしょうか。インフレ(モノの値段が上がること)や銀行のサービスを利用することで手数料が取られ、結果としてお金を預けているだけで「お金の価値」は減っていくのです。

貯金は安全資産と考えている日本人は多いですが、貯金(現金)を持っているだけでは自分のお金は守れないのです。

このことを理解することが「お金の教育」の第一歩です。

本書では、お金を守る方法として「投資」が大事だと説明されています。

これから先は投資が必須!?

最近、つみたてNISAiDeCoっていう言葉を耳にする機会が増えていませんか。

「それって投資でしょ」、私には関係ないと考えている方は非常にもったいないです。

つみたてNISAiDeCoは国が推奨している制度です。そのため、利用することでお得なことがたくさんあります。また、「つみたてNISAiDeCoを国が推奨している」=「投資を国が推奨している」という事実を理解しておかなければいけません。

つまり、国もこれから先は「投資は必須」というメッセージを出しているのです。

また、つみたてNISAiDeCoに共通している点は、投資信託「長期積立・分散投資」に取り組むことができる制度だということです。

「長期」投資することで、「複利」の効果が得やすい、暴落をしても回復する可能性が高いなどメリットがあります。また、「積立」投資は定期的に一定の金額で運用商品を購入し続けるので、投資タイミングを考える必要性もありません。

つまり、投資初心者が投資をはじめる時には投資信託「長期積立・分散投資」がおすすめだということです。

投資信託って何だろう

投資信託って聞いたことがあるけど、「一体どんな投資商品なの?」という方もいらっしゃると思います。

投資信託とは簡単にいうと、「株式の詰め合わせパック」です。

投資信託を買えばたくさんの株式が手に入ります。少額から購入でき、投資する先が分散されているので株式を購入するよりも低リスクです。

投資信託の種類としては、「日本株式積み合わせ」、「アメリカ株式詰め合わせ」、「世界中の株式詰め合わせ」、「債券や不動産も入った詰め合わせ」など色々な種類があります。

どの積み合わせを選ぶかはリスクとリターンを考慮して、自分に合った投資信託を選ぶ必要性があります。本書では、おすすめの投資信託などが記載されているので参考にしてみてください。

投資信託を購入する方法

投資信託を購入したいと思った方も多いのではないのでしょうか。

投資をはじめるには、証券会社で証券口座を開設しましょう。郵便局や銀行でも投資信託を購入することができますが、手数料が高いので避けた方がよいです。

おすすめなのはネット証券での口座開設です。ネット証券は、手数料が安く、ネット上で取引ができるので忙しいお母さんにぴったりです。本書では、SBI証券楽天証券をおすすめしていました。

SBI証券の口座解説についてはこちらの記事を参考にしてください。

楽天証券の口座開設についてはこちらの記事を参考にしてください。

投資信託の種類

投資信託を購入するときに重要なのはどの投資信託を選ぶかということです。

投資信託アクティブ型インデックス型があります。

アクティブ型インデックス型
・プロがリサーチや自分の経験に基づいて選ぶ
・インデックス型以上の結果を目指す
・手数料が高い
・プロが指数に基づいて、機械的に選ぶ
・特定の指数に連動する結果を目指す
・手数料が安い
出典:「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」p148
かこママ
かこママ

プロが運用をするならアクティブ型の方がいいのでは?

と考えてしまいそうですが。

実際は、アクティブ型インデックス型より成績が良いということはめったにありません。しかも、インデックス型の方が手数料が安いので、投資初心者はインデックス型の投資信託を購入するのがおすすめです。

本書にはさらに細かく投資信託の選び方が記載されているので、これから投資をはじめたい方はマンガで勉強してから投資信託を購入することをおすすめします。

つみたてNISAって何?

つみたてNISAって最近よく聞くけど、どんな制度なのという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

つみたてNISAの特徴は、

つみたてNISAのざっく内容

・毎月一定額のインデックス投資
・商品ラインナップは、金融庁の基準をクリアした投資信託
・運用益が20年間非課税

運用限度額と期間

・限度額は年間40万円!(毎月3万3333円まで)
・投資可能期間は2018年~2037年
(2024年の法改正予定。投資可能期間が2042年まで延長される)

20年経ったら?

20年経つと、自動的につみたてNISA口座から一般の証券口座にうつる。その時、20年分の運用益に非課税が適用される。

つまり、実質的には一度すべてつみたてNISA口座内で売却し、その利益が非課税となって、すぐに一般の証券口座で売却額と同額で買い戻しているようなもので、それが自動で行われているイメージ。

結論、特に意識することなく運用して、売却したい時に売却すればOK。

出典:「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」p170

つみたてNISAは、毎月一定額を貯金をするような感じで投資信託を購入していきます。つまり平均的な値段で投資信託を買っていきます。これは、ドルコスト平均法といいます。

つみたてNISAを始めるには、

  1. 証券口座を開設する
  2. 証券口座内にNISA口座を開設する(必ずつみたてNISAを選択する)

2つも口座をつくるのはめんどくさいそうと感じるかもしれません。ただ、はじめて証券口座を開設する場合にはつみたてNISA口座を同時に開設することができます。また、ネット証券の場合はネットで手続きが完結するので簡単です。

NISA口座を開設するのはネット証券がおすすめです。本書では、つみたてNISAの取り扱い商品が多く、手数料が安い、楽天証券SBI証券をおすすめしています。

楽天証券のつみたてNISA口座の開設方法について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

また、本書には投資信託を選ぶポイントも紹介されています。最も注目すべきポイントは、手数料です。

投資信託手数料としては下記の2点に注目しましょう。

  • 販売手数料(購入時にかかる手数料)
    つみたてNISAiDeCoは原則無料なので、つみたてNISAiDeCoでは気にする必要性はありません。
  • 管理手数料(信託報酬)(投資信託を持っている間毎年かかる手数料)
    0.2%以下を選ぶのがポイント。

つみたてNISAについてさらに詳しく知りたい方や商品選ぶに困っている方は本書を参考にするのがおすすめです。

iDeCoって何?

老後資金に不安があるかたはiDeCo(確定拠出年金)がおすすめです。

iDeCoの特徴は、

ざっくり内容

・証券口座の中のiDeCo口座で、インデックス投資ができる
・うまく使えば節税がすごい!

ここがポイント

・毎月積み立てる金額を「掛金」と呼ぶ
・掛金は、全額所得「控除」になる!=所得税と住民税が安くなる!
・投資の利益にかかる税金も”ずっと”非課税
・月5,000円から始められる(上限の金額は人によって違う)

ここに注意

60歳まで引き出せない
・引き出し方は、一括か分割か

※加入から10年以上経過していない場合は、加入期間によって61~65歳に

出典:「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」p215

先ほどのつみたてNISAと何が違うのと思われた方もいらっしゃると思います。

つみたてNISAとの違いは、

  • 毎月の掛金が人によって変わる
    (自営業やフリーランス6万8000円、会社員1万2000円~2万3000円、公務員1万2000円)
  • 年金と同じ特徴を持っている(障害給付金、死亡一時金などもある)
  • 節税効果が高い(iDeCoの毎月の掛金は全額控除になる)
  • 手続きにひと手間必要
    (口座開設には基礎年金番号、口座情報(届出印)、金融機関により印鑑。また、会社員と公務員の場合は、事業主の証明書を提出する必要性があり、これは勤め先に記入してもらわないといけないので職場によってはハードルが高い可能性も)
  • 手数料が高い
  • 商品の購入方法が特殊
  • 60歳まで引き出せない

iDeCoの方が節税効果は高いですが、制約が多いので、投資に不安があるかたや手軽に始めたいという方はつみたてNISAから始めるのがおすすめです。投資に慣れてからまだ投資資金がありそうならばiDeCoをはじめるのはいかがでしょうか。

iDeCoの節税効果を得るためには確定申告年末調整しなければいけないので注意しましょう。また、受け取り時の税金対策についても理解しておく必要性があります。iDeCoについてさらにくわしく知りたい方は本書を参考にしてください。

まとめ

「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」はマンガで「お金の勉強」ができるので、本を読むのが苦手な人でも、「お金の勉強」が簡単にできます。

特に、つみたてNISAiDeCoをはじめたいけど、なかなか行動ができずに悩んでいる方には本書はおすすめです。制度内容をわかりやすく説明してくれているだけでなく、証券口座の開設方法まで詳しく記載されています。読み終えたらすぐにつみたてNISAiDeCoをはじめることができると思います。

お金について勉強したいと考えている方は、ぜひとも「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 」を読んでみてください。マンガなので忙しい方でもサクッと読むことができます。

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