こんにちは、かこママです。
子どもにお金の教育をする上で経済の仕組みを教えることは大事ですよね。でも、経済と聞くと難しそうだから、子どもに教える自信がないというお母さんは多いのではないでしょうか。
私自身も経済学を子どもに教える自信がなかったので、

経済学を簡単に学べる本はないかな!?
と探していました。
そしたら、なんと経済学のしくみを学ぶことができる絵本がありました。タイトルは、「レモンをお金にかえる法(文:ルイズ・アームストロング、絵:ビル・バッソ、訳:佐和隆光 出版社:河出書房新社)」という絵本です。

絵本で経済学を学ぶことができるなんてありがたい!!
まずは読んでみることにしました。絵本なのでとても読みやすく話の内容も面白いのですが、しっかり経済学と私企業の重要な課題を学ぶことができるしかけになっています。経済学に苦手意識があるかたにもおすすめの絵本です。
この記事では、経済学について親子で勉強できる「レモンをお金にかえる法」という絵本を紹介したいと思います。
レモンをお金にかえる法
今回紹介したい絵本は、「レモンをお金にかえる法”経済学入門”の巻(文:ルイズ・アームストロング、絵:ビル・バッソ、訳:佐和隆光 出版社:河出書房新社)」です。初版発行は1982年ですが、新装版が2005年に出版されています。
絵本のあらすじは、女の子がレモンと砂糖と水を原料にして、レモネードをつくり、価格を決めて商売を始めて、従業員を雇い経営者になります。しかし、労働争議や価格競争などの問題が発生し、経営の危機に陥りますが、最終的には企業家として成功し、手元にある資金でバカンスを楽しむというお話です。
絵本は32ページなので、あっという間に読み終えることができます。絵もなんとも言えず可愛いのでお子さんも気にいってくれるのではないかと思います。
また、レモネードを売る過程で色々な問題が発生する様子がコミカルに描かれているのですが、その中に経済学の用語がたくさん出てきます。ただ、物語の中で用語の意味を説明してくれるので、読み進めていくとどのような意味なのかなんとなく理解できるようなしかけになっています。そのため、読み終えた後は経済学の知識がレベルアップしたような気持になれます(笑)。
くまパパにも絵本を読んでもらい、感想を聞いてみました。

読んでみた感想を教えて。

わかりやすくていいと思う。
という感想でした。なので、親子で経済を勉強するだけではなく、経済について勉強したいと思っている方が入門編として読むのにもおすすめです。
経済学はいつ学ぶもの!?
経済学は何歳で学ぶべきものでしょうか。
アメリカでは、経済の仕組みとそのメカニズムを子供たちにキチンと教えること、そして日常的に出くわすさまざまな問題を、経済学的に考えさせる訓練を子どもたちに施すことが必須だと考えられいるのです。
「レモンをお金にかえる法”経済学入門”の巻の解説より(文:ルイズ・アームストロング、絵:ビル・バッソ、訳:佐和隆光 出版社:河出書房新社)」
日本では、親子で経済の仕組みについて話をする機会は少ないのではないでしょうか。
でも、経済って生活に身近なものですよね。そういう意味では、「日常的に出くわすさまざまな問題を、経済学的に考えさせる訓練」は年齢に関係なく必要なことなのではないでしょうか。
絵本を読み、子どもに経済を身近な存在だと感じてもらうことが出来れば、親子で経済について勉強するよいきっかけになると思います。
モノを売る経験をする
今回の絵本で、女の子はレモネードを売る経験をしていますが、現実的に考えると子どもがレモネードを売る商売を始めるのは難しいと思います。しかし、モノを売る経験や価格を決める経験を子どもにさせることは経済やお金の勉強をするのにとてもよい経験だと思います。
我が家では、お菓子に値段をつけお買い物ごっこをしています。まずは、利益等を考慮せずに子どもが計算しやすい適当な値段をつけています。今後は、自分で原料を購入し、お菓子を作り、値段をつけて売るというお買い物ごっこなどをしたいと考えています。
また小学生になったら、もう少し本格的にモノを売る経験をさせるのが良いと考えています。例えば、メルカリで使わなくなったおもちゃを売る経験などが良いと思います。
ミクロ経済学とマクロ経済学
経済学には大きく分けて、ミクロ経済学とマクロ経済学があります。
「レモンをお金にかえる法」は、企業と家計(消費者)の行動について、そしてモノ・サービスを供給する側の企業と、それらを需要する家計のである場である市場において、どのようにして価格が決まるのかについて説き明かす、ミクロ経済学について記載しています。
では、マクロ経済学ってどんな経済学なんだろうと興味を持った方には、続編の絵本をおすすめします。タイトルは「続・レモンをお金にかえる法”インフレ→不況→景気回復”の巻 絵:ビル・バッソ、訳:佐和隆光 出版社:河出書房新社)」です。
こちらの絵本のあらすじは、レモンの不作にみまわれた結果、原料→製品→賃金の値上げがおこり、賃金と物価のおいかけっこがはじまり、インフレ(物価上昇)になります。しかし、インフレの副作用として小さな企業の倒産や失業問題が発生し、不況になります。経済を元気づけるために、失業保険、新しい仕事を作る、資金の貸し付けをなどの景気対策を実施し、最終的に景気が回復するというお話です。
マクロ経済は、国全体の経済の仕組みとメカニズムを解き明かすことをねらいにしているので、お子さんには少し理解しづらい部分も多いと思いますので、小学生高学年頃から読むのがおすすめかもしれません。
まとめ
「経済学」と聞くと難しそうと考えてしまいますが、「レモンをお金にかえる法」は主人公がレモネードを売るという話でミクロ経済とマクロ経済の基礎知識を学ぶことができます。経済学に苦手意識のある方でも楽しんで読むことができるのでおすすめです。
また、絵本をきっかけにして親子で経済に興味を持つようになれば、日常的に出くわすさまざまな問題を、経済学的に考えることができるようになるのではないでしょうか。皆さんもぜひ親子で経済学入門絵本を読んでみてください。
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