子供の「おこづかい」について勉強中

お金の教育

こんにちは、かこママです。

お金の教育とおこづかいは切っても切れない関係ですよね。

かこママ
かこママ

いつ頃からおこづかいをあげたらいいのかな?

どのくらいの金額が適当なのだろう?

など、おこづかいについて悩むことありませんか?そのため、現在はおこづかい関連の本を読んで勉強中です。

この記事では、おこづかいについて勉強するために読んだ「お子さんがお金に興味を持ったら読む本~子どもに教えておきたいおこづかい教育~(著者:羽田野博子、出版社:つちや書店)という本について紹介したいと思います。

お子さんがお金に興味を持ったら読む本~子どもに教えておきたいおこづかい教育~という本を読んでみました。

今回、「お子さんがお金に興味を持ったら読む本~子どもに教えておきたいおこづかい教育~(著者:羽田野博子、出版社:つちや書店)」という本を読んでみました。

著者は3人のお子さんを持つファイナンシャルプランナーで、30年以上にわたりお子さんに「おこづかい教育」を実践してきたとのことです。その経験を活かし、幼児期から社会人に成長するまでのおこづかい教育の具体的なポイントを体験談やクイズを交えながらわかりやすく紹介している本です。

この本を読んで一番共感できた点は、
おこづかい教育の目的は、お金の使い方を通して自己管理、自己責任を学び、自立を促すこと。
ということです。

私自身、子育ての最終目標を「精神的にも経済的にも自立した子供に育てる」と掲げています。目標を達成するには何が必要なのだろうかと悩んだ結果、子供たちにきちんとお金の教育をしようと決めた経緯があるので、30年以上にわたりおこづかい教育を実践してきた著者の言葉はとても心強いと感じました。

そして、改めて子供のお金の教育において「おこづかい」はとても重要だと感じました。

我が家のようにまだおこづかいを導入していない家庭だけでなく、おこづかいを導入しているけど上手くおこづかい教育ができていないと感じているお母さんにもおすすめの本です。

おこづかい教育とは

本の中ではおこづかい教育とは次のように紹介されています。

「おこづかい教育」とは、お金に振り回されない自立した大人に育てる教育

お子さんがお金に興味を持ったら読む本~子どもに教えておきたいおこづかい教育~P26 著者:羽田野博子、出版社:つちや書店

小学生のおこづかいについて調査すると7割強の小学生がおこづかいをもらっている金融広報中央委員会(知るぽると)「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」という結果でした。つまり、日本の家庭のほとんどがおこづかい制を導入していることがわかります。

また、小学生のおこづかいのもらい方を調査すると、低学年から中学年では「ときどき」もらうが半数をしめており最も多く、高学年でも4割近く「ときどき」と回答しているということです金融広報中央委員会(知るぽると)「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」。この結果を見ると、おこづかいは欲しい物を買うためのものという意味合いが大きく、おこづかいを使ってお金の教育をしている家庭は少ないような印象です。

おこづかいは子供にとって身近な存在です。おこづかいを通してお金に振り回されない自立した大人に育てることができるのならば、おこづかい教育をしない手はないですよね。

おこづかい教育の5か条

本の中で、子供に伝えたい「おこづかい教育5か条」として以下のことがあげられています。

おこづかい教育5か条

①お金は親が働いているからもらえる
②お金は使ったらなくなる
③優先順位をつけて使う
④貯金の習慣をつける
⑤お金ではかえないものもある!

お子さんがお金に興味を持ったら読む本~子どもに教えておきたいおこづかい教育~P28 著者:羽田野博子、出版社:つちや書店

この5か条は基本的なことですが、どれもとても重要なことですよね。

子供はお金が無限にあると考えていませんか?お金は、使ったらなくなってしまうということを子供に理解してもらうのはお金の教育の第一歩です。そのため、おこづかいを渡す前から子供自身でお金を支払いお金が手元からなくなるという経験をさせておくことが重要なポイントです。

また、「必要なもの(ニーズ)」「欲しいもの(ウォンツ)」を区別する方法を子供に少しずつ教えていくことが優先順位をつけてお金を使ったり貯金の習慣を身につける方法です。そのため、子供の成長とともにおこづかい金額を、欲しいものだけでなく必要なものを買うことができる金額に設定することがおこづかい教育の重要なポイントです。

おこづかい教育をはじめる時には、この5か条をしっかり子供に伝えるようにしましょう。

おこづかい教育をはじめるタイミング

おこづかい教育のはじめどきはいつ

著者は、おこづかい教育をはじめるタイミングはさほど問題でないが、自己管理ができるようになり新しい環境となる小学校入学時がスタートさせる絶好のタイミングではないかと述べていました。

小学生になると友達付き合いも増えてくるし、高学年になると行動範囲が広がり親の目が届きにくくなってきますよね。そう考えると、我が家も小学校入学時にはおこづかい教育をスタートさせたいなと思います。

おこづかい教育をはじめる時にタイミングより大事なこと

小学校入学時におこづかい教育をスタートさせるのが絶好のタイミングと言いましたが、実際はおこづかい教育をはじめる時に最も大事なのはタイミングではなく、子供がおこづかい制を理解し、子供が「やる」と言ったうえではじめることが大切だそうです。親が一方的に頑張るだけではダメで、子供もがやる気になってくれないと長続きしませんし、意味がないですからね。

なので、小学校高学年のお子さんをお持ちのお母さんで「家はおこづかい教育していないなぁ~。」という家庭でも遅くありません。子供がおこづかい制をきちんと理解し、やると決めたたら、下記の賢いおこづかい教育のはじめ方を参考に家庭ごとのおこづかいルールを決めましょう。

賢いおこづかい教育のはじめ方

①おこづかいにニーズを含める
やりくりを学ぶたため、おこづかいにはニーズ(必要なもの)も含めます。
②週1ではなく、月1単位で
おこづかいをあげる間隔は月1回がおすすめ。月単位で渡せば、今月だけでなく、来月のことまで考えて使う訓練になります。
③「おやくそく」も一緒に決める
おこづかいをはじめるときは、お手伝いも一緒に約束します。「おやくそく」は口約束でなく、紙に書いて残しておく効果的です。

お子さんがお金に興味を持ったら読む本~子どもに教えておきたいおこづかい教育~P38、39 著者:羽田野博子、出版社:つちや書店

おこづかい教育に必要なグッズ

おこづかい教育をするにあたって、必要なものは以下の4点だということです。

おこづかい教育に必要なグッズ
  • お財布
  • おこづかい帳
  • 貯金箱
  • 子どもの銀行口座

おこづかい教育を始めようと決めたら、ぜひとも用意しておきたいですね。

本を読んで、一番重要なグッズは「おこづかい帳」だと感じました。おこづかい帳で何にお金を使ったか記録することがきちんとできれば、将来お金管理に困ることはなくなると思います。ただ、おこづかい帳をつけるという作業は向き不向きがありますよね。大人でも家計簿をつけるのが苦手という人は多いのではないでしょうか。実際に、おこづかい帳をつけている子供は小学生では2割前後だそうです。

図 「おこづかい帳」をつけているか(小学生)
金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」

そのため、おこづかい帳を長続きさせるには子供におこづかい帳をつけるのが楽しいと思わせるように工夫する必要性がありそうですね。

おわりに

本を読んで、我が家もおこづかい教育を通して、子供へのお金の教育を始めていこうと思いました。我が家の子供はまだ幼児期なので、おこづかい制を導入する前に「お金は使ったらなくなる」という経験させることからスタートし、子供の様子を見ながらおこづかい制を導入していくことにしました。

この本では、幼児期から社会人に成長するまでのおこづかい教育のポイントが記載されています。そのため、お子さんの年齢にあったおこづかい教育がどのようなものか知ることができ、とても参考になります。おこづかい教育を始めたいなと感じたお母さんはぜひ読んでみて、ご家庭にあったおこづかい教育方法を取り入れてみて下さい。

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